先日行われた国際ユース大会で感じた世界との違いは”自分を表現する力”と書いた。
その時のエントリーがこちら↓
球際の重要性が声高に叫ばれているけれども”強さ”とか”上手さ”の土台になっているのは紛れもなく負けたくない気持ちであり勝ちたい気持ちであり、感情表現である。すなわち自分を表現する力に他ならない。
球際の表現力
球際の表現力はどうやって培われるかというと戦いの中で気持ちを刺激し、激しく削りあう中で、ハイプレッシャーの中でいかにボールを失わない術を磨けるかにかかっている。
下の動画はずいぶん前にボカのジュニアが来日した際のものである。静岡(清水)の選抜チームと試合の一部だけれど、静岡の子供達の寄せにまるでプレッシャーを感じることなく気持ち良い表現ができるのも、普段のトレーニングの球際の厳しさが違うということだろう。
厳しく激しい球際の戦いの中で磨かれる
こういうスキルは激しくて厳しい球際の戦いの中で磨かれるものだ。敵が近くにいてもどうってことない。ここにボール置いとけばとられない。いつでもボールを動かせるところに置いておけばいい。相手がきたらフェイントで時間作ればいい。そんな感覚が自然とみにつくわけだ。
美しいプレーは戦いの一部であり最高の自己表現の結果である
美しいプレーをしてやろうと思ってプレーしている選手はボカにはいないだろう。戦いの中で洗練された幾つかの技の一つが結果として美しい表現となるに違いない。ボレーシュートもオーバーヘッドもクライフターンも勝つために編み出されたにすぎない。
サッカーを追求する旅は続く…