2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧
亘崇詞の著書「アルゼンチンサッカーの思考力」より引用↓ 個性の塊のようなリケルメは、ピッチの内外で伝説を残しています。 アルゼンチンのサッカー界には徒弟制度のような気質が残っていて、後輩が先輩に馴れ馴れしく口をきこうものなら嫌われてしまいます…
中村憲剛さんと佐藤寿人さんの対談本の一部をご紹介させていただきます。 素敵な内容が散りばめられているので、当ブログのテーマにマッチする面白い箇所を引用させていただきます。 第4章「なぜ日本はストライカーが育たない?」より↓ 寿人 パサーのどの足…
人は、自分でないものの存在を気遣っているときにこそ、本当に幸福なのではないか。人を出し抜く賢さや、高いところから見晴らす正しさからは、喜びを汲み出すことができない。 自己の偽善性も、他者の偽善性も、まずは認めるところから始めたい。例え絶対的…
サッカー選手を目指していた若い子から仕事の相談をされることが増えました。 選手にはなれず、社会人として働きはじめ、仕事、会社組織に物足りなさを感じているという話が多いです。 物足りないです。つまらないです。熱狂できないです。やりがいを感じら…
アルゼンチンでは子どもの指導者ほど優秀であるべきと考えられている アルゼンチンでは若年層を担当する指導者こそ、多くの引き出しを持った優秀なコーチであるべきだと考えられています。というのも、若い子は安い値段で契約できる。安く買ったダイヤの原石…
「カズのまま死にたい」_”悪条件にも適応する”より 考えてみればストリート育ちのブラジル選手は、どんな条件でサッカーをさせてもうまい。いい芝生、硬い地面、ぬかるみ。様々な状況でやってきて、本当の意味で使える技術を持っている。僕自身もブラジルに…
「カズのまま死にたい」_”多彩なルーツ、当たり前に”より 農作物では雑種で生まれた一代目が、親より体勢が強くなって大きくもなる法則があるらしい。ルーツや文化が交わることの恩恵はサッカーでもあるだろう。 ストイコビッチと近くで一緒にプレーすると、…
「カズのまま死にたい」より 「言うことを聞かなかったら、二度と使わないぞ」 サッカー界でも耳にしてきた言葉だ。日本だけのことじゃない。こうでない監督の方が少ない気がする。でもブラジルだと選手も黙っていない。僕も監督に言い返し、口論し、歯向か…
違うことには意味がある 人間が作り出したものは揃っています。 鉛筆の一ダースの本数がバラバラでは困ります。 一メートルのものさしの目盛りが、一本一本違っては困ります。 人間は、バラバラな自然界の中で、均一な世界を奇跡的に作り上げてきたのです。 …
「カズのまま死にたい」_”叱り方に問われる信念”より 縦関係の支配する日本のスポーツ文化とは違うものを、僕は海外に求めた。ただし暴力はいけないとの大前提のうえで。 体験でいえば厳しく叱ってもらって良かったと振り返ることもできる。未熟さや過ちに気…