大人になってから学ぶサッカーの本質とは

日本にいながら外国人リーグでプレーする私の目から見るサッカーの本質とは… 元サッカー選手、元サッカーコーチ、中南米放浪サッカー経験者として好き勝手語らせて頂きやす

子供達に「サッカー」を知って欲しい | SUERTE JUNIORS 監督 瀬戸実人

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世田谷で活動するクラブ、SUERTE JUNIORSの瀬戸氏に寄稿していただきました。

私の注目する指導者の1人、瀬戸氏の柔らかく、そして熱い思想に、ぜひ触れていただきたい。

文: SUERTE JUNIORS 監督 瀬戸実人

 

サッカーは世界で最も愛されているスポーツだと思います。
国や人種、性別を超え、世界中の人がプレーし、試合を観ます。
最高の娯楽であり、最高のエンターテインメントであるわけです。

 

私もそんなサッカーに取り憑かれた1人ですが、
なぜ、サッカーが人々を熱狂させるのかを考えました。


点を取った時の興奮、勝った時の感動、仲間と分かち合う喜び、、、
色んな側面があるわけですが、私が熱狂するポイントは
「想像を超える事が起きる」ことです。

 

1つ1つのプレーや試合結果が全て想像の範疇であったなら、
そこに興奮や感動はありません。
犯人が分かっている推理小説のようなものです。


ですから、サッカーにおいて
「想像を超える、想像を裏切る」ことは必要不可欠なわけです。

 

私は、世田谷区で少年サッカーチームを指導しています。
選手はみんな、プロを夢見ています。


私も、プロになるために何が必要なのかを日々考えています。
フィジカル、テクニック、メンタル・・・色々なものが必要ですが
重要なのは「想像を超える、裏切る」ことだと思っています。

 

「想像を超える、裏切る」には、
まず相手や観客が何を想像しているかを知る必要があります。


選手であるならば、相手の頭の中、心の中、そこに流れる空気を読む。
それを超える、裏切る、逆を行く。
いわゆる、駆け引きです。


相手関係なく、想像を超えてしまう一握りの天才もいますが、
そうでない選手には絶対に駆け引きが必要です。

 

相手との駆け引きですから、そこに答えは存在しません。
やってはいけない事はあるけど、正解は無い。
だから、サッカーを教えるなんて事は不可能です。
では、日々子供達に何を伝えているか、というと。


1つは、"技術"です。
駆け引きの結果、選手が導き出した答えを体現するには技術が必要です。
駆け引きをする上でも、何でも出来るんだぜ、って自信が必要。
技術無くして、想像を超える事は出来ません。
徹底的にボールに触り、圧倒的な技術を身に付け、美しくプレーする。
ボールを自由自在に操るのは当たり前。話はそれから。
それをチームのベースにしています。

 

もう1つは、"タイミング"です。
例えば。
3m先の目的地まで、まっすぐボールを転がす。
技術としては、恐らく小学1年生でも出来ることです。
しかし。
全く同じ球種で、同じ軌道で、同じスピードでも
イニエスタが転がすそのボールは、世界を驚かせる。
小学1年生とイニエスタの違いは何か。
それは、タイミングです。
世界中で、イニエスタにしか出来ないタイミングでボール転がす。
自分の体勢、味方の動き、相手の読み、試合の状況、、、
全てを見透かして、完璧なタイミングで。

きっと、どんなに速くて強くて上手い選手でも、
タイミングが悪ければ宝の持ち腐れになってしまう。
早くてもダメ。遅くてもダメ。
いつも、完璧なタイミングを探すよう伝えています。

 

そして最後は、"理に適う"ということ。
サッカーは義務でも無ければ教育でも無い。
世界で一番楽しい遊びです。
遊びにガマンや強制など存在しないはずです。
子供って、理に適う事しかしない生き物だと思うんです。
逆に言えば、理に適えば勝手にやる。
サッカーを楽しむために、誰よりも楽しく遊ぶために。

 

大人はどうしても理に適わない事、理不尽な事をガマンしてしまいます。
それは生活するため、社会を形成するためには致し方ない事だと思います。
でも、サッカーという遊びの中に持ち込んではいけない。
サッカーくらいは、理に適っていたい。
だから、サッカーに触れている時間は、
グラウンドの中も外も、理に適った事しかしないようにしています。
それが彼らのサッカー観に繋がると信じて。


他にも色んな事を伝えていますが、
古き良き少年サッカーの常識からすれば、かなり逸脱してるのかなぁ笑
まあ普通で無い事は確かです。


普通じゃ、エンターテインメントにはならないし、
つまらない大人の常識を押しつければ
つまらないサッカーが出来上がるだけですから。
相手の想像を超え、観客の想像を超える。
そこにサッカーの魅力があって、それを子供達にも知って欲しい。
そして、ずっとサッカーを愛する人間になって欲しいと願っています。


私には、お手本にしている指導者がいます。
湖国のその指導者の言葉の数々は、
全てが理に適っていて、色んなヒントが詰まっています。
その言葉を私なりに解釈し、子供達の夢に繋げたい。


私の想像をはるかに超え、裏切り、
十数年経った今も「高校サッカー史上最も美しいゴール」と言われる
あのゴールを生み出した、あのチームのような、
観る者全てを魅了する美しい「サッカー」を目指して。

 

プロフィール

SUERTE JUNIORS

瀬戸実人

 

東京都世田谷区を中心に活動するサッカークラブ

「SUERTE JUNIORS U12・U15」 監督

明治大学付属中野八王子中・高サッカー部OB

”鞠中毒”OMA氏とは中高の同級生。

2016年、元祖「SUERTE JUNIORS」の兄弟チームとして

スエルテ世田谷を設立。

元祖スエルテの名称変更(現・ロボスFC)に伴い、

スエルテの名前を受け継ぐ。

テクニックを軸に、美しいサッカー選手の育成を行う。

1992年の野洲が目標。

 

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