大人になってから学ぶサッカーの本質とは

日本にいながら外国人リーグでプレーする私の目から見るサッカーの本質とは… 元サッカー選手、元サッカーコーチ、中南米放浪サッカー経験者として好き勝手語らせて頂きやす

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日本サッカーを育むための必読本 〜「育成強国」ドイツが提案するジュニアサッカー指導の手順と練習法〜

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「育成強国」ドイツが提案するジュニアサッカー指導の手順と練習法

ドイツサッカー協会/パウル・ショーマン 東邦出版 2018年05月01日
売り上げランキング : 1765
by ヨメレバ

前回のワールドカップ王者ドイツ。

サッカーが世界で一番強い国と言って良いでしょう。

近年、急激にドイツサッカーが躍進した理由は、育成にあるというのはサッカーの指導に携わっている人間であれば常識となっているけれど、どのように育成環境が整備され、どのように育まれてきたのかを知る人は少ない。

今回ご紹介する本は、ドイツで長年育成年代の指導に携わり、これまでのドイツ躍進のプロセスを現場で目の当たりにした坂本健二さんが翻訳されたこちらの本になります。

「育成強国」ドイツが提案する ジュニアサッカー指導の手順と練習法

ドイツサッカーを知り尽くした坂本さんが翻訳された本。

とても素晴らしい内容になっております。

育成年代に携わる指導者の方、親御さんに強くオススメします。

本書の一部を引用してご紹介させていただきます。

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サッカーは誰でもプレーできるスポーツ

子供たちのサッカーがブームになっている。 少年少女は、小さな1つのボールを使ったゲームに魅了されている。 サッカーの魅力を一言で言うと、「ゴールを決めて、ゴールを守る」というプレーの簡単さにある。

ルールもシンプルで、誰でもすぐに理解できるものだ。「サッカーは誰でもプレーできる。何か丸いものと目立つゴールがあれば十分で、スポーツが 得意でない人でも簡単に「サッカーの試合」を楽しむことができる。初心者でプレーがぎこちなかったとしても、各自が成功するチャンスを持ち、試合の魅力を最初から味わうことができる。

かつて、子供たちは遊びの中でサッカーを楽しんでいた。路地裏や公園、広場など、いたるところでボールを蹴っている時代があった。たとえ猫の額のような小さな広場でも、子供たちはボールを片手に集まってきた。 「そしてミニゲームの中で想像力を発揮し、いつもその場に合った新ルールを自然発生的に作り出しながら、サッカーとはどういうものかを体験した。幅広い年齢層の人とボールを追いかける中で、多くのことを学んでいった。「プレーして、戦って、笑って、さらには時々 言い争いもして…

それが「ストリートサッ カー」と呼ばれたものだった。昔の子供たちは 毎日のトレーニングのように行なっていた。この「ミニゲーム」の中で、子供たちは、後の「11 対11の大きなサッカー」の基礎を学んでいた。

昔の子供は木登りや追いかけっこ、かくれんぼなど冒険に満ちた遊びを楽しみ、その中で勇 気や創造性、自己主導性を高めていった。
束縛されない遊びの世界は、健康な精神と身体を作ることに寄与していたのだ。

 

遊びと身体を動かす機会

しかし、今日の子供たちは遊ぶ機会や体を動かす機会が減っている。ストリートでボールを蹴る機会がなくなり、地域のスポーツクラブでサッカーをするようになった。こんなにも多くのサッカーに魅了された少年少女が、クラブでサッカーをすることはこれまでになかった。

そして今日、多くの子供たちにとっては自分の部屋が遊び場となっている。活発に体を動かすことに代わり、家の中に留まっているのだ。クラブでのサッカーは、子供たちが本当に必要としていることを満たすべきで、現代の生活環境を考慮した取り組みが必要とされている。

ストリートに変わる表現の場をクラブは提供しなければならない

私はサッカー文化を育むために、自由に表現できる場の創造が必要だとこのブログを通じて発信してきました。

いまは過度な管理社会になってしまい、子供たちがストリートでプレーする機会はなくなってしまったのです。

サッカークラブはこれまでストリートで育まれてきた“自由”に“創造”する時間と場所をまかなっていかなければなりません。

ドイツはそうしたサッカーの本質をしっかりと捉えながら育成年代の環境整備に取り組んできたのです。

本書を読んでいただければディティールが記されているので割愛しますが、 今の日本の育成年代に欠けてしまっている要素がわかりやすく描かれています。

多くの少年サッカーチームを見ていると、子供にサッカーの魅力を伝えるどころか、大人が目先の勝利にこだわることで強制や矯正が蔓延し、子供の気持ちを壊してしまっています。

結果的にサッカーは忍耐と根性のスポーツであるという誤った認識を持ってしまう子がいたり、ひどい場合にはサッカーが嫌いになって辞めてしまう子まで出てしまっているのです。

日本サッカーがまず取り組むべきは、サッカーの魅力を正しく大人が理解することだと思います。

サッカーの本質を理解し、サッカーの魅力を子供たちに伝えていくことができればきっと日本も素晴らしいサッカー文化が築けます。

本書は必ずその役に立つはずです。

少しでも多くの大人に読んでいただきたい一冊。

是非、ご一読を。

 

サッカーの本質を追求する旅はつづく…

keikun028.hatenadiary.jp