大人になってから学ぶサッカーの本質とは

日本にいながら外国人リーグでプレーする私の目から見るサッカーの本質とは… 元サッカー選手、元サッカーコーチ、中南米放浪サッカー経験者として好き勝手語らせて頂きやす

裸足は子どもたちを解放してくれる。自然体をとりもどす裸足の効果

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裸足でボールを蹴るとケガをする。

 

裸足でグランドを走るとケガをする。

 

裸足と聞くと、マイナスなイメージを持つ人もいるかもしれない。

逆に裸足と聞くと、発育発達の側面から良いイメージを持つ人もいるかもしれない。

 

数十年前までは小学校の運動会となれば、よく裸足になって徒競走をしたり、クラス対抗のリレーを走ったりした。


今では、一部の学校や幼稚園・保育園をのぞけば裸足で運動することはなくなってきている。


さらに近年は靴も高機能化してきている。

サッカースパイクも機能性にプラスして国内外のプロサッカー選手モデルのカッコいいスパイクを履く子も増えた。


別にここで「学校で裸足教育が必要だ」とか「高機能のカッコいいスパイクを履くな」とか、そういう話をしたいわけではない。

 

よっぽど意識しない限りは、子ども達が裸足で運動をするという機会は一昔前に比べれば確実に減っている。

 

原因は、裸足になれない環境だからではないが、ケガを恐れ、見た目を恐れ、表面だけを気にしすぎる大人が多いからだろうか。

窮屈そうにサッカーをする子ども達

一昔前にと比べると、自由がなくなり、寛容な大人が減り、今はとても窮屈に感じる。


サッカーに関しても同じようなことを感じる。

サッカーが上手な子は増えたけれど、その一方で、子どもらしいパワフルさとかエネルギッシュさ、サッカーをプレーする上で一番必要な部分が足りないように感じる。

 

野性味というか本能というか。


小さな頃から大人と同じ様なトレーニングをし、大人の様なサッカーをする。

海外流のトレーニング法や理論を多用する。

決して悪いことではないし育成において常に世界スタンダードを追い求めるのは必要なこと。

ただ、大人のサッカーや理論だけが先行してしまい目の前の選手たちの心を置き去りにしてしまっている場面をよく目にする。

 

子どもの頃に、子どもらしさを閉じ込めてまで大人の様なサッカーをする必要があるのだろうか。

子どもらしさがあるうちはとことん子どもらしく、思う存分に持っている感性や感情を解き放ってほしい。

子どもの頃の感性や感情は無くしていくものではなく、磨かれていかなければいけない。


大人の勝手な常識で、大人の勝手な考えで子どもの頃から、小さな大人にしないでほしい。

可能性を閉じ込めないでほしい。

 

裸足でサッカーをするということ

その感性や感情を解き放ち、野性味が溢れ、本能が磨かれていくものとはなんだろうか。

ひとつは「裸足でサッカーをする」ということである。

もちろん裸足でサッカーをすることが全てではないが、約7年間、裸足でサッカーをする子ども達の姿をみて感じ、確信している。


裸足でサッカーをすることで確実に子どもの中に蓄積されていっているモノがある。

 

裸足の力

裸足のサッカーで培われるものは数多くあるが、今回は3つに絞って伝えたいと思う。

 

①裸足の解放感

②足裏の感覚と刺激

③ボール感覚


この3つ。


①裸足の解放感

裸足でサッカーをすると解放感でいっぱいになる。それは子どもの姿をみればわかる。裸足になって芝生や砂の上を歩くと「すごい気持ち良い!」という声が聞こえてくる。

普段、裸足でサッカーをしない子にとってはとても新鮮な体験だ。

中には裸足でサッカーをすることに抵抗がある子もいる。または親が裸足でサッカーなんて危ないからダメということもある。


はじめはみんなの輪の中に入れない子も他の子たちが楽しそうに裸足でサッカーをしていると雰囲気を感じ取ってスッと入っていつのまにか一緒にやっている姿もみる。

この裸足でサッカーをするということは解放的で新鮮さがある。それがサッカーをより楽しくし、活気あふれる雰囲気につつまれるのだ。

 

②足裏の感覚と刺激

足の裏で地面や床の冷たさ、温かさ、硬さ、柔らかさ、質感、などあらゆる情報を感じることができる。靴を履いているときには感じにくい感覚。

足裏からの感覚は身体発達において効果的な刺激となる。多くのアスリートは小さいころに裸足で遊ぶ経験が多かったというのはよく聞く。

人間には本来もっている味覚、聴覚、触覚、視覚、嗅覚がある。

いわゆる五感といわれるもの。現代は便利な社会になり、デジタル化された環境にいすぎると感覚は当然にぶくなる。

 

人間が本来持っている、磨けば研ぎ澄まされる感覚は気がつく間もなくいずれは無くなってしまっているかもしれない。

その感覚を呼びおこさせてくれるひとつが足裏の刺激。

足の裏は第二の心臓と呼ばれるほど体のなかでとても大事な部分。

東洋医学で足裏のツボから健康状態を知ることができるといわれている。

だからこそ、裸足になって足裏の感覚を研ぎ澄ますことは大事なのである。

 

③ボール感覚

裸足でボールを蹴る体験をすると靴を履いてプレーするときとは違う感覚を得られる。

靴を履いているときは、少しミートポイントずれてもボールをある程度強く蹴れる時があるけれど、裸足になるとより正確にミートポイントにあてないとボールはとんでいかないし、ミートした感覚もあまりない。

だから、裸足でボールを蹴るということはボール感覚を養う上でとても効果的。もちろん蹴る以外に運ぶときや止めるときのボール感覚も磨かれていく。

裸足でのボール感覚が磨かれていれば靴を履いたときの変化に驚かされる。

その感覚を身体に染み込ませておけば、必要な時に引き出せるようになる。

 

裸足でサッカーをする子どもと大人がもっと増えてほしい。

きっと感じてもらえると思う。

裸足でサッカーをする楽しさを。

 

書き手

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