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日本サッカーを開国せよ vol.12|お金のない高校サッカー部の改善方法を考えてみた

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日本サッカーには特有の問題がある。罰走や体罰という理不尽な指導、高校サッカーが引き起こす弊害、部活動問題などサッカー先進国では考えられないような問題が日本には多く存在する。そんな「鎖国」日本をアップデートさせることを志す1人の若者によって始まった連載企画「日本サッカーを開国せよ」。

今回のテーマは「お金のない高校サッカー部の改善方法を考えてみた」

文:小谷野拓夢

 

〇目次

 

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高校サッカー選手権をみて

先日全国高校サッカー選手権の決勝が行われた。決勝の会場には約55000人の観客が足を運んだ。毎年のようにテレビ放送もされていた。相変わらず、ものすごい注目度があるんだなと感心した。

そんな考えとともに、「果たしてこの利益は各高校に分配されているのか」と疑問になった。自分が調べたところその利益は分配されていないようだった。(詳しい情報を知っている方は是非教えていただきたい)

全ての高校が当てはまるわけではないと思うが、全国大会に出場すると募金活動を行うことが多々ある。無論、お金がかかるからだ。しかし、高体連主催の大会は理由は分からないが各チームへのスポンサーが禁止されている。

お金はないが、お金を集めづらい仕組みになっているのが今の高校サッカー部である。

今回はお金がない高校サッカー部を救う方法を考えてみた。理想論ではあるが、是非一読してほしい。

 

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②理想のモデル

まず大前提として、高体連のスポンサー禁止がないこととする。

最初にお金を得る方法だ。それは2つある。

1つが高校サッカー部に対する企業スポンサーを募ること。全国大会に出場すれば、注目度はかなり高くなる。企業にとっては露出のチャンスだ。よって企業からのユニフォームスポンサーに名乗り出る企業は多いはずだ。また学生を支援しているというのは企業イメージのプラスにもなる。

すでに青森山田高校や市立船橋高校などスポンサーを獲得しているチームはあるが、それは高体連以外の大会でしか許可されない。1番注目のある選手権でスポンサーが許可されれば、より多くの企業が協力してくれるはずだ。


2つ目が地域住民・OBからの寄付金だ。毎年のシーズンごとに行うべきだと考えている。すでに行なっているかもしれないがさらに強化できるはずだ。高校によって変わると思うが、OBと地域住民の1人から1万円ずつ寄付してもらえば、100万円集まる。100人から寄付してもらうことはそんなに難しくないはずだ。

しかし、それを実施できている高校は少ない。本気で取り組んでみる価値があるはずだ。


「そんな事務的な仕事をやる人材がいないんだよ...」という意見が出るかもしれないが安心してほしい。

スポンサーや寄付金によって得たお金を人材確保に回せばいいのだ。先生の多忙化も騒がれているが、もしスポンサーや寄付金を集めることができれば監督やトレーナー・事務を雇うことだって可能になるのだ。

先生の負担も減り、スポーツ現場の雇用の創出にもなる。そして、企業は露出のチャンスを得る。多くの人が利益を得ることができる。最早やらない術はないのではないだろうか?

 

③まとめ

上記の話は理想論だろうか?私は高体連さえその気になれば可能な話だと思っている。

散々お金の話をしたが、スポーツの発展にお金は欠かせないのだ。「学校スポーツが稼ぐことは悪」という考えがあるのかもしれないが、その考えによって苦しまされるのは選手であり、その選手の親である。

本当の意味での選手ファーストを大人の方たちには考えていただきたい。

 

サッカーの本質を追求する旅はつづく…

 

keikun028.hatenadiary.jp