大人になってから学ぶサッカーの本質とは

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いま、読んでおきたい一冊_「お金2.0 新しい経済のルールと生き方」

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今回ご紹介したいのは、「お金2.0 新しい経済のルールと生き方 」といういま話題の本です。

昨夜に買って、その日のうちに一気読みしてしまうほど、すごく面白かった。

いま私たちはどんな時代を生きていて、これから世の中がどのように変化していくかがわかりやすく記されています。

私たちの知らないところで時代は急速に動いていて、時代の変化と共に個人に求められる感覚も変化していきます。

その結果、生きやすくなる人もいれば、変化に対応できなければ、生きにくくなる人もいるでしょう。

しかしながら、著者の佐藤 航陽さんは「みんなが生きやすい社会を実現したい」という想いを元にこの本を書いています。

佐藤 航陽さんのブログが凄まじく共感できる内容なので一部を引用してご紹介します。

私の書評を読むよりも、このブログを読んだ方が100倍説得力があるでしょう。

こんなことを考えている人が書いた本なのか!ぜひ読んでみたい!と。

 

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情報として知ること、体験として知ること

昔は何かの情報に触れるたびに「そんなのは知ってる」と生意気にも思っていたんですが、現実の理解を進めていくうちに実は自分は「何も知らなかった」ということがよくわかりました。

情報として知るという事と、体験として知るという事はまったく別物だったからです。情報が分断していた時代は脳の引き出しに情報を蓄えることに大変な価値がありました。

今はネットを叩けば情報は無料で無限に手に入るので、誰でも学者のようなコメントをすることができます。

情報をストックすることの価値はどんどん下がってきています。それまでは本やネットなどで情報を吸収する事が「知る」という事だと思っていたんです。

しかし、実際はその情報を引き出して現実に適用したり実社会で活用したりすることで始めて対象が深く理解できるようになりました。これが本当の「知る(識る)」という事なんだなぁと反省しました。

本田宗一郎

「人生は『見たり』『聞いたり』『試したり』の3つの知恵でまとまっているが、多くの人は『見たり』『聞いたり』ばかりで一番重要な『試したり』をほとんどしない。と語っています。

人生の本質、お金の本質

お金のベクトルだけに添って経済的利益のみを追求していくと、その他の要素との関係性が見えなくなってしまい、結果的に様々なチャンスを気づかないうちに失っている

社会が拡大していくと王様や奴隷といった「身分」が生まれ、今度は社会自体が理不尽さや残酷さを人に押し付けるようになります。

民主主義や資本主義が発達しても今度は身分がお金に変わっただけで、よく見ると構造は大きく変わってはいません。

自然と同様に弱肉強食であり、どんな社会でも食物連鎖のような生態系が自ずと成り立ってしまいます。

1000年以上経って全く別の社会システムがもし生まれとしても、名前を変えてこの構造はどこかに宿り続ける気がしました。

社会は少しづつ前進しているようで、同じ場所をぐるぐる回っているだけなのかもしれません。

映画監督の宮崎駿さんの発言で、こんな言葉を偶然見つけました。

理想を失わない現実主義者にならないといけないんです。

理想のない現実主義者ならいくらでもいるんですよ。

現実を見なければ理想を掲げるのは簡単です。社会の不満を罵り「悪者」を見つけては一方的に非難し、辛い現実を見て見ぬふりして夢だけを語っているだけで良いんです。

仕事の本質、生きることの本質

現実の残酷さや不条理さを直視しながら、それでも「仕方ないんだ」とは言わない。そういう構造も知った上で「それでも別の可能性はあるはずだ」という理想を掲げることはとても覚悟がいることなんだなぁと感じました。

過去の自分のような人には「人生はこんなものだ、しかたないんだ」と言って欲しくなかったから、できるだけ難しい道を選んで「不可能なことなんてあり得ないし、人間は何者にだってなれるんだ」という事を証明したかったんだと思います。

外から見たら「なんでそんなことが気になるの?なぜそんなことしてるの?」と不思議がられるけど、「それをやりたいと思ってるし、自分がやらなければいけないとも思ってる」と言えるようなこと。そういうことが、賃金を得るためでもなく誰に言われるわけでもない、その人の本当の『仕事』なんだと思います。

私は『挑戦はいつでも出来る』というのは事実でないと思ってます。人の持つ「エネルギー量」は一生を通して同じではないからです。

【引用記事】現実を直視しながら理想を持ち続けることの難しさ、人生の「賞味期限」 | 佐藤航陽のブログ

 

 

サッカーの本質は人生の本質に通ずる…