常に世界レベルのサッカー選手を生み出し続けるアルゼンチンの名門、ボカジュニアーズ。
私はその育成年代を毎年見ているけれど、やはり凄まじいです。
圧倒的な闘争心!
ピッチでの表現力!
どれをとっても日本の同年代とは異なるものであると感じます。
そんなボカジュニアーズは世界的に注目される特別なクラブであるわけですが、今回ご紹介させていただくのはボカの元育成部長ホセ・マレーオ氏の動画です。
【引用元】ボカサッカースクール「La Escuela」さんのFacebookより
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子供たちの発想を消してはいけない
子供がスポーツをするとき、親はできるだけ離れていた方がいい。
自分が思うのは…
子供を学校に連れて行く時、送った後すぐ帰りますよね?
これも同じことです。
プロになれるか?なれないか?を知るには時間がかかる。
子供がサッカーをしています。
「ロングパス」を考えているとしましょう。そこに親が「落ち着け、繋げろ」なんて叫ぶ。そっとしてあげればいいのに。
コーチも同じです。ふたりで歩いていて、小さな段差が現れたとします。
あなたは、それを「踏みこえようか」「ジャンプしようか」考えていて隣の人に「ジャンプしろ」と言われるようなもの。
あなたは踏み越えよう」と考えたかもしれない。
自分がどうするかに、まず集中しろと思うでしょう。
子供たちの発想を消してしまう人が多過ぎる。
ほっておいてあげれば良いのに。
子供がドリブルをするなら、ほっとけば良い。その後で、このゾーンでは繋げ、あのゾーンではドリブルしろって教えればいい。
だけど、まずは経験させることが大事です。
よく「繋げ!繋げ!」と言うけど。
それで、子供の発想を消してしまう。
あなたが「繋げ!」と叫んでいる時、その子は前線に深いクロスを入れ、見方をアシストしようとしているかもしれない。
そのサプライズがサッカーを美しくするんだ。
自由にさせてあげればいい。
ホセ・マレーオ氏
90年代にボカのマクリ会長(現アルゼンチン大統領)が行った育成改革の初期メンバーの一人。長年ボカの育成部長を務め、現在はジュニア年代の育成部長を務めながら、ボカ国際委員会の一員として世界14カ国にあるボカのサッカースクールのテクニカルサポートを行なっている。
子供の発想を大切にすることって、当たり前のようですが、実際に上手にサポートできている大人は少ないと感じます。
どこの少年サッカー大会へ行っても 、子供を強制(矯正)を促進する大人の声は聞こえてきます。
今の日本は過剰な管理社会です。
リスクに過剰に反応しすぎてしまったが故に、子供が自由に遊ぶ場所が少なくなりました。
それだけでなく、子供に発想させる余地すら与えることができる大人が不足していると感じます。
子供たちの未来を少しでも良いものにするために、サッカーを通じてできることを模索していきたいと思います。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…
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