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キンテロの秀逸なプレービジョン|コロンビアの小さき天才

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写真=Getty Images


アルゼンチンのリーベル・プレートに所属するコロンビア代表のMF、フアン・フェルナンド・キンテロ。


我々日本人の記憶に新しいのは2018年ロシアW杯の日本×コロンビア戦で、フリーキックを決めたシーンである。


スパーサブのような立ち位置だが、技術面ではハメス・ロドリゲスやクアドラードに全く劣っていない。いや、彼らより秀でたモノを感じさせるのがキンテロだ。

 


キンテロがピッチに入るとゲームが変わる。
相手にとって脅威となるプレービジョンを持っている天才肌のMFである。
キンテロはゲームメイクのお手本を見せてくれる。


僕たちを魅了してくれる選手である。
そんなキンテロのプレーをご覧いただきたい。

 

無駄のないプレー

ゆったりボールを受けてから、鋭いスルーパス。
ワンタッチを織り交ぜ攻撃のリズムを変える。

 

敵陣のほころびを見つけ、シンプルにそこを突く

 

ゆったりしているように見えるが、一つ一つのプレーが早い。
スピードがあるというわけではないがプレーが早いのだ。

そして、キンテロには、ゴールまでの道筋が見えている。

 

優先順位はまずゴール

このプレーを見ると、すごいドリブルやいいプレーをする事よりゴールを奪う事が最優先だという事がよくわかる。

キンテロはすごいドリブルやキラーパスを出そうとしているのではなく、ゴールを奪うためにプレーし、それが結果的に息をのむような美しいプレーを生み出している。
ゴールを奪うにはどうすれば良いのかを常に探しながらプレーしている

 

 

相手の陣形、味方の位置をよく見ている。
そして、どこにボールを散らすのが効果的なのか、どこでボールを受ければ効果的なのかをよく理解している。


一瞬の隙を見つけるとためらいなく前進し、ゴールを決める。
そんな独特のプレービジョンを持つキンテロに注目していただきたい。

 

ライタープロフィール

佐藤 靖晟 21歳
高校卒業後イタリアに渡り1シーズン半、今年からスペインに移籍してプレー。

佐藤 靖晟 (@92670731) | Twitter

 

サッカーの本質を追求する旅はつづく…

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