数々の偉業を成し遂げてきたジョゼ・モウリーニョ監督。
現在はプレミアリーグのビッグクラブ、マンチェスターUを率いる名将のインタビューがとても面白かったので共有させていただきたい。
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いつものように@fantaglandistaさんのTweetよりご紹介させていただきます。
モウリーニョが選手に更なる要求をする理由 pic.twitter.com/dVtQwBbKnu
— ㅤ (@fantaglandista) 2017年10月25日
以下、書き起こしになります。
監督としてどうやってこうしたアイデンティティを若い選手達に植え付けるのですか?
私が思うに、君は常に勝つという責任がどういうことかわかっている選手だったよね。
それは私の選手たちも学ばなくてはいけないことだよ。
何故なら、一部の選手しかビッグマッチで勝てないからだよ。
他の選手だってできるんだ。
私が思うに彼らができていないのは、勝って勝って勝って、そのインテンシティを見習うことだよ。
特に意識的なインテンシティ、集中力、注意力、責任能力、決断力だね。これは高い要求がたくさんあってこそ学べることだよ。
監督としてどうやってこうしたアイデンティティを若い選手達に植え付けるのですか?自覚させるんですか?どう植え付けるんです?
選手達の性格に基づいてそうするようにしているよ。
例えば、マーカス・ラシュフォードのどこが気に入っているかと言うと、プレッシャーに対処できるところだよ。
だから私は彼を圧迫できる。圧迫して、要求できる。
彼にとても要求しているよ。彼はこういう男なんだ。
練習が終わっても彼にとっては終わっていないようなね。
彼はもっとやりたがるし、サッカーのために生きているんだよ。
そして、彼は知っての通り嵐のように昨季やってきた。
何の責任もなくね。プレッシャーもなかった。
そうしてやってきた彼だが、今季は彼にプレッシャーがのしかかって、ゴールを決められなかった。
1、2、3、4ヶ月の間もゴールがなかったんだ。
彼はそのプレッシャーに耐えた。プレッシャーに耐えたんだよ。
そして、これこそ私の好みの性格なんだ。
私は好きだよ。選手を絞るのがね。
選手が対処して、それに応えたプレーをするためだよ。
私にとってより難しいのは脆いメンタリティだね。
私が思うに…私が言えるのはおそらく、監督としての私の弱点は私とは異なるメンタリティを持つ人々をなかなか理解できないということだよ。
理解できてますよね?理解するのは難しいよ。
理解するには時間がかかるし、どうしても心を惹かれないときもあるよ。本当にそう思うから、アシスタントに助けを求めるときもある。
彼らは多分、私とは異なるプロフィールがあるからね。
これはサッカーに限らず、仕事でマネジメントをする立場にある方、育成年代の指導に携わる方、子どもを持つ親御さんにとっても参考になる内容だと思います。
それぞれが異なる個性を持っている。だからこそ、それぞれアプローチの仕方を変えないと選手それぞれの魅力を引き出すことはできないということです。
これはグアルディオラ監督も同様のことを言っています。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…