大人になってから学ぶサッカーの本質とは

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「大人が子どもたちの自主的に学ぶ機会を奪ってる」元リーベル監督、アンヘル・カッパの言葉が刺さる

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アンヘル・カッパというアルゼンチンの名門リーベルの元コーチの言葉をご紹介したい。

海外ではトップクラブの指導者が育成年代の指導の問題、課題に言及することで大きな影響をもたらしています。

サッカー文化を育むには、子どもたちにサッカーの本質を伝えることが重要であるということを理解しているからだと思います。

 以下、日本語訳。

(翻訳協力:Nobu (@92670731) | Twitter

現代サッカーでは、大人たちが選手からプレーする喜びを奪ってしまう。

コーチが教える事はなにもないんだ。ただ、選手自身が自発的に学ぶ事を助けるんだ。 重要なことは、教えることではなくて、選手自身が学ぶこと。その2つを同時に行うことは不可能なんだ。

子どもたちは小さい頃から、大人たちに「いつ、どこで、どのようににプレーするのか」を強制させられてしまっている。 

最も大切なことは選手が自主的に学べるようにすること?

もちろんそうです。例えば、子どもに自由な発想を持たせてプレーさせてあげる場合。そういった指導をすることはある種のいけにえだという見方もあります。大人が子どもをつかみ、自由にプレーする必要がないことを叩き込み、「パスを回せ!」「早くプレーしろ!」と子どもを型にはめてしまったら、その子は自主的に学んで、よりよい選手になる機会を失ってしまいます。 それはなぜか。大人が子どもたちの自主的に学ぶ機会を奪ってるからですよ。

日本にもスペインをはじめ、海外から最先端の指導メソッドが入ってきています。

これは日本サッカーにとってとても有意義なことだと思うのですが、それ自体が完成されたものではないということを理解する必要があります。

スペイン人の指導者、あるいはスペインで学んだ日本人指導者が日本の子どもたちに指導する場面を何度も見てきましたが、日本の子どもたちの特性、日本人の国民性を無視した指導をしてしまう指導者もわりと多いということです。

大切なことはメソッドの前に、子どもたちにどのようなアプローチをすれば伝わるかということです。メソッド自体に捉われた指導者は本質をないがしろにしてしまいます。

アンヘル・カッパが憂うような光景を目にすることが多いです。

カタチに捉われることなく、本質を大切にできる指導者が求められていると思います。

これはサッカーに限らず。。

 

サッカーの本質を追求する旅はつづく…