サッカーの本質を考え続ける中で、私にとって学びが多かった記事を5つ厳選してお届けしたいと思います。
第3回目となる今回も、素晴らしい記事をまとめることができました。
①ベネズエラの選手たちの目つきが全てを物語っていた
世界レベルにおいて、より大きな野望を持ち、より高いレベルでのプレーを現実のものとするためには、目の前の敵、そしてチームメイトすらをも押しのけようとする圧倒的な自己主張が必要なのだ。
実際、U-20W杯の現場で間近に見たウルグアイやベネズエラの選手にはそれがあった。現場にいなくとも、テレビを通して試合中の彼らの目を見れば良く分かったのではないだろうか。
鋭い眼光でピッチに立ち、自らが輝くチャンスを虎視眈々と狙い、その瞬間を見逃さずに、全身全霊を尽くす――。そんな彼らのプレーには強烈な自己主張と、尋常ではない覚悟が感じられた。
②ごちゃっとした時の強さの重要性は日本ではあまり語られない
バランス良く守っている相手をどう崩そうかそう考えながらパス回しをしていると、「 あ、やべー、ミスった 」とまさかのコントロールミス。
それを狙っていた相手選手がスピードに乗ってボールを奪いに来たのですが、ごちゃごちゃっとした結果、ボールは上手い具合に自分の方に転がってきました。
顔を上げると奪いに来た選手のスペースが空いたことで、相手ディフェンスのバランスが崩れていて、そこから攻め込んでいき、ゴール!ピンチが一転、チャンスへと変わったのです。
そういえば、ブラジルやコスタリカの選手たちって、ミスになりかけたことをチャンスに変えてしまうのが本当に上手かったんですよねぇ。受けようとしたパスが弱くて相手に奪われそうになったら先に触ってワンタッチでかわしたり。コントロールミスでボールが浮いてしまったところを狙われたら先にちょこっと触って相手の頭上を越したり…
③感動するサッカーとは
私は子供達に時々質問することがあります。
「感動するサッカー」ってどんな試合だと思う? 子供達からは 「負けている試合を逆転して勝った時」 「強いチームに勝った時」 「優勝した時」 「俺が点を決めて勝った時(だって親が喜んでくれると思うから)」 そんな答えが返ってきます。
「全力で、一生懸命やっていなくても、勝てばどんな試合も感動すると思う」?
「負けた試合では感動はしないかな」?
「じゃあ負けた試合で感動する試合ってどんな試合かな」?
「毎日、適当に練習して、監督さんも不在が多くて、お父さんやお母さんもあまり関心なくて、君もそんなに勝ちたいと思っていない試合に勝った試合ではどう」?
努力の結果としての喜びや、予測や想像を越えた素晴らしい事を感じられた時に感動が生まれるのだと思います。
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④指導者はまずサッカーを正しく理解すること
「まずサッカーを正しく理解して、サッカーの言葉で話ができるようになりましょう」
サッカーの構造さえ理解できれば、指導者自身のプレー経験や指導経験は問われないことになる。さらに、どのレベル、どのカテゴリーでも同じように指導ができる。
⑤僕は僕自身でいたい
「この世界、将来がどうなるかは分からないけど、僕は僕自身でいたい。少しずつ前進して、少しずつ成長して、少しずつアイデアを改善していきたい。監督や監督の友人からもいろんな学びを得ているし、書物を通していろんな指揮官のアイデアも学ぶけど、自分自身のフィロソフィーを大事にしたいんだ。Jクラブで? どうかな。可能性はあると思うよ」 そう言って、ニッコリと笑った。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…