大人になってから学ぶサッカーの本質とは

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長谷部誠という男の本質 〜日本のサッカー文化を育む人の言葉が凄かった〜

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日本代表キャプテン、長谷部誠選手の本「心を整える」がとても面白かった。

この本がベストセラーになった理由は、サッカーだけじゃなく、ビジネスや日常生活のあらゆる場面で活かせるからなのだろう。

「僕がなぜこのように『心を整える』ことを重視しているのかというと、僕自身、自分が未熟で弱い人間だと認識しているからです」と語る長谷部選手に共感する人が今の世の中にはとても多いのだ。 

そんな長谷部選手の言葉は多くの気付き、学びを与えてくれる。

 

 

書籍の一部を引用してご紹介したい。

自分を整えること

ドイツには「整理整頓は、人生の半分である」ということわざがある。日頃から整理整頓を心がけていれば、それが私生活や仕事に規律や秩序をもたらす。だから整理整頓は人生の半分と言えるくらい大切

よく弱さを認めるのも強さであると聞くことがありますが、本当にその通りです。強がってばかりいてもすぐに一杯になってしまいますし、自分の弱さを知ってこそ、人は他人に優しくなれるのではないでしょうか。 

 関わる人全てを幸せにするつもりで働けば、その気持ちは結果として還ってくる。

自分の主体性がブレなければ、何が起ころうと関係ないんですよ

自分が発する言葉というのは自分自身に語りかけているところがある。口にした言葉は自分の耳を通じて、自分の心に届く 

答えがないようなことを延々と考えすぎて、迷いが生まれているときにどう切り替えるか。そういうときに僕は身近なところにいる「頑張っている人」を目にするようにしている。

お酒の力を借りないと本音を言い合えないという関係がそもそも嫌だし、そんな状態で出てきた本音に価値を見出せない 

主観っていうのは、自分がどう考えるかっていうこと。客観っていうのは、監督やチームメイトの立場になって考えるということ。自分を内側からも外側からも見る。そのバランス感覚が優れている人がすごいって思うんです

最高の準備が最高のパフォーマンスを生むということ

「大一番で力を発揮するためにどうすればいい?」と聞かれるが、僕はそのときに「平穏に夜を過ごし、睡眠をしっかり取る」と答える。寝るという行為は意外と難しい。目をつむっても思い通りに寝付けないことも多々ある。だからこそ、普段から「いい睡眠」を取るために夜の時間を自分自身でマネージメントできているかが鍵になる。

普段からやるべきことに取り組み、万全の準備をしていれば、運が巡ってきたときにつかむことができる。たぶん、運は誰にでもやってきていて、それを活かせるか、活かせないかは、それぞれの問題だと思う。

最悪のケースを考えるというと、何だか悲観主義者のように思われてしまうかもしれないけど、僕はそうは思わない。最悪を想定するのは、「失敗するかもしれない」と弱気になるためではなく、何が起きてもそれを受け止める覚悟があるという「決心を固める」作業でもあるからだ。

日本サッカーを強くするという使命感 サッカー文化を育むこと

プロサッカー選手は外から見ると華やかな職業に見えるかもしれないけれど、当然楽しいことばかりではない。ケガ、レギュラー争い、メディアからの批判、選手寿命との戦いなど、精神的に追いつめられる要素がたくさんある。しかし、それでもなぜ僕がサッカーを生業にしているかと言えば、サッカーが好きなことは当然だが、先ほど触れた「みんなで日本サッカーを強くしていく」ことに使命を感じているからだ。

 

長谷部誠選手は「みんなで日本のサッカーを強くしていく」と言っている。

この“みんな”というのは、サッカーを愛する人すべてであり、私たちもサッカー文化を育む人間のひとりである。

サッカーの本質、教育の本質を学び、子供たちにサッカーの面白さを伝えていけたら良いなと思う。

 

SNSを使わない長谷部選手の情報はオフィシャルサイトでチェック

www.hasebe-makoto.com

長谷部 誠(はせべ まこと、1984年1月18日 - )は、静岡県藤枝市出身のプロサッカー選手。ブンデスリーガアイントラハト・フランクフルト所属。日本代表。ポジションはミッドフィールダーディフェンダー

 

サッカーの本質を追求する旅はつづく…