このブログを書くようになってから、「どうやったら上手くなりますか?」的なことを頻繁に若い選手たちから聞かれるようになった。以前ツイッターでこう書いた。
どうやったら上手くなりますか?という質問をツイッターやBlog経由で中学生くらいの子たちによくもらうようになった。その時のテンプレート↓
— KEI 整える。準備の1月 (@Keivivito) 2015, 6月 3
”誰かに頼らないこと、他人に期待しない事。圧倒的な練習量の先にある自分に期待すること。その為にどう在りたいか考えること。想いを伝えること”
自分と向き合う時間がすべて
もう少し噛み砕いて書いてみようと思う。サッカーが上手くなるには練習しなければいけない。じゃあどんな? イメージしてみてほしい、自分が試合でできたこと、できなかったこと、やりたいこと、やりたかったこと。ワンシーン、ワンシーンを振り返ってやりたいプレーができなかったのはなぜ?なにが足りなかった? なぜ相手が近くにきたら慌ててしまうのだろう。なぜ簡単にボールをとられてしまったのだろう。トラップが上手くいかなかったのはなぜだろう。
日々、こうした問答を繰り返してますか?
自分が試合で何ができて何ができなかったのか、何が悪かったのか考えてますか?
それを踏まえて自分では何をすればいいと思ってますか?
本当にサッカーが上手くなりたいんだったら。プロ選手になりたいんだったら。海外で活躍したいんだったら。普通のラインを越えなきゃいけないわけです。みんなが同じ練習をやってるわけです。だいたいみんな同じ情報をとってるわけです。それで同じことを考えてるわけです。それが普通なんです。普通じゃプロにはいけないです。海外でプレーなんてできないです。みんなと違うことをしなければならないと思う。圧倒的に。
教わるな 創造しろ
これをやったら上手くなるよと、言われたことを淡々とただやる選手が海外でプレーできるようになるのか?答えはNOだ。メッシは誰かにサッカー教わったの?違うと思う。メッシはどうやったら守備網を破壊できるだろう。狭い隙間を抜ききれるだろうということを自分なりに考えてイメージしてボールを触り続けたんだと思う。そして試合でどうしたら自分の良さを最大限発揮できるのだろうと考えて考えて、試合の中でなにかを感じとって今がある。ネイマールもロナウドもイブラヒモビッチもそう。私には彼らが誰かの手によって生み出されたようには見えない。誰かが育成したようには見えない。
それじゃあサッカーのコーチは何のためにいるの?
これは私の個人的な見解だが、まず第一に選手を自立させること。自分で考えて自分で道を切り開けるように自分の足で立たせること。
第二に場所の提供。試合をする場所の提供だ。自立した選手たちが日々トレーニングに励んでさえいれば毎週1日だけ本気の試合をする機会だけつくればいいと思う。そこで選手たちが自分を表現することだ。
他の日はなにするの?公園や空き地でストリートサッカーに励めばいい。サッカーを観ればいい。サッカーの本を読めばいい。私のお勧めする本はこれだけある。(小学生高学年でも読める。気持ちがあれば。)
自分をつくれ
サッカーは自由だ。いまあるサッカーがすべてではない。バルセロナのようなサッカーがすべてではない。いくらでも想像し創造する余地があると思う。でもそれは誰かに教わろうと思ったらきっと想像できなくなる。良質なサッカーを観て感じること。良質な本を読んで感じること。一流の選手がなにを考えてるか知って学ぶこと。私が言えるのはこれだけだ。自分をつくれ。
サッカーの本質を追求する旅はつづく
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