ベルカンプというサッカーの天才がいた
君はベルカンプを知っているか?
いまの若い子達は知らないかもしれない。ベルカンプという天才がいたことを。
圧倒的なテクニック、激しく美味い球際のボールタッチ。
世界中のサッカー狂を魅了したベルカンプのプレーを紹介したい。
感覚を具現化するサッカーの天才
ベルカンプ
— 下川翔平 (@__Shimokawa__) May 3, 2020
アーセナルのインスタが楽しい pic.twitter.com/qsPkh2WUZV
アルゼンチンの屈強なディフェンスを翻弄するテクニック
背後からきたボールをディフェンスの近くで絶妙のコントロール。身体からボールが離れた瞬間を狙っているアルゼンチンの狡猾なディフェンダーを、外ではなく、あえて中にコントロールするベルカンプの感覚。
ベルカンプが天才と呼ばれる所以である。
敵の近くで技を磨き続けるということ。
これに尽きる。相手から逃げてはいけない。相手は自分を引き立ててくれる存在である。激しく、厳しいディフェンスこそ求めていかなければならない。
最高のディフェンダーを華麗に翻弄することほど爽快なことはないだろう。
魔法のファーストタッチ
本当にサッカーが上手い選手はファーストタッチが違う。常識を超えたファーストタッチを常に創造する。イメージを具現化する。これができる選手は世界でも数えるほどだろう。感覚でプレーするのである。
キワのキワの閃きというのは、感じる力を大切にしてきた選手にしかできないのである。ピッチでより本能的に空気を感じながら即興で表現できる選手。それはベルカンプだった。
感覚を具現化する
サッカーは感覚を具現化するということ。イメージを具現化するということ。
真っ白なキャンバスに絵を描くということ。
決まった答えなんてないのである。答は常に変化する。その当たり前に気づくこと。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…
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