大人になってから学ぶサッカーの本質とは

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”理屈よりも直感が大事なとき” 〜元日本代表監督 岡田武史〜

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岡ちゃんこと岡田武史、元日本代表監督。

岡田さんのサッカー哲学はとてもシンプルで深い。いくつもの修羅場を乗り越えたその人間の口から出る言葉からはサッカーの本質、人間の本質を学ぶことができる。

 

岡田さんの言葉からサッカーの本質を紐解いてみたい

 

理屈よりも直感が大切

自分のチームが攻めている時に、敵のフォワードが1人残っているとしましょう。 これに対してディフェンダーが2人残ります。

この1人を抑えたら、カウンターアタックの脅威が半分になります。 僕はいつも敵のフォワードの1メートル前に1人、3メートル後ろに1人を位置取らせて、前に来るボールは前者がカットして、後ろに来るボールは後者がカットするようにしています。

これをやるだけで失点が激減します。そうすると選手も「おお、なるほど。監督の言う通りにやったら勝てるなあ」となります。

サッカーの攻撃では、相手のゴールに一直線に向かうのが手っ取り早くて一番いいわけです。ところが相手もそれが怖いから、中央のディフェンスを固めます。そうすると僕は「中央を攻めに行ったら、カウンターアタックを受ける。ボールをサイドへ出せ」と言うわけです。

 

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「どうやって決断するか」といったら“勘”なんですよ。「相手のディフェンスは背が高いから、ここは背が高いフォワードの方がいいかな」とか理屈で決めていたらダメなんです。勘なんです、「こいつ(を使うん)だ」と。

 

もちろん統計やデータを用いた分析や論理的な戦術を使うことも大事なことだ。

しかし、本当の勝負所というのは論理的に考えても答えが出せない時がある。

サッカーは人間が行うスポーツである。ピッチで起こることは時に説明がつかないことがある。あらゆる感情が渦巻くピッチ上で敵と味方と一人一人が高度な駆け引きを行っている。局面を変える為の決断は直感なんだと岡田さんは言っているんですね。

 

選手に対して言うこと

「俺は監督として全責任を負ってこう考えている。お前は能力があると思うからここに呼んでいる。お前がやってくれたら非常にうれしい。でも、どうしてもやってられない、冗談じゃねえというのなら、これはしょうがない。俺は非常に残念だけどあきらめるから出て行ってくれ。怒りも何もしない、お前が選ぶんだ」

 岡田さんが日本代表監督をしていた時、現場でこういうことを選手に言っていたんですね。偉大な監督が選手に発する言葉を知ることができるというのは、現場を知るという意味においてとても大切だ。こういうことが言える監督は素敵だ。

 

自分は自分以上でも自分以下でもない

今の自分に出来ること以上はできない。 今の自分のすべてを出す以外、やれることはない。 自分は自分だし、自分以上でも自分以下でもない。 ありのままの自分をしっかり受け止めていたい。

 いまこの一瞬に集中することってとても大事で、これができない選手はたくさんいる。「いまの自分には能力が足りてない」と試合が始まる前に決めつける選手がいる。

逆に自分ができること以上のことをやろうとして決定的なミスがチームの士気を下げる選手。いまやるべきことを見極めるということが大事なのである。

 

 

なんで個で勝てないとか決めつけてんだろ

 日本のサッカーは個で勝てないので組織で戦うんです、って言ったら「どうして個で勝てないんですか?」って言われた時、ボクにとってはものすごく大きなスイッチなんだよね。えっ 個で勝てないのはボクらにとっては常識ですからね。サッカー界では。最初はカチンときたけどね笑。そういやそうだよな、なんで「個で勝てない」と決めつけているんだろうと。

参考リンク↓ 

www.zibun-news.com

 

常識を疑うこと。勝手にできない。無理だと決めつけていることで機会を損失していることはたくさんありそうだ。身体は小さくても、ぶつかったら弱くても戦えるじゃないか。相手より早く判断して速く動けばいい。相手の土俵で戦う必要なんてないのだ。

 

サッカーの本質を追求する旅はつづく…

 

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