高校時代、私はドリブラーとして評価されていた。サイドハーフで試合に出ればガンガン勝負をしかける。1対1で負けることはほとんどなかった。
一人二人抜いてシュート性のセンタリングをドンピシャで合わせるのが快感だった。ときには中からえぐってシュートまで無理やり持っていく。
そこそこ評価されていた。部員が100名を超えるサッカー部で1年生ながらトップチームの試合に出してもらっていた。当時はデニウソンにハマっていて彼のドリブルをひたすら真似て練習しては試合で披露していた。相手を食いつかせるドリブルの癖がついてしまったのはこの頃からだったように思う。
デニウソンはドリブルの神だった
彼のドリブルを観ることは喜びそのものだった。
デニウソンのプレーをみることは自由の獲得だった
こんなボールの持ち方ができるんだ!こんなドリブルありなんだ!こんなフェイント、こんなタッチもできるんだ。そんな発見はまさに自由の獲得だった。
見たこともないリズム。彼のピッチでの表現に魅了されていた。
いつも多くのディフェンスを引き連れている男だった。
サッカーはこんなにも自由なんだとピッチで表現してくれる選手だった。
デニウソンのドリブルは至高だった。いつも常識の上をいく。想像を超える表現を見せてくれた。
こういう突き抜けたドリブラーがほしい。
サッカーの本質を追求する旅はつづく…
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