シメオネの情熱
スペインに君臨するバルセロナとレアルマドリードという絶対的な2強を倒せるまでになったアトレティコマドリード。そのチームの指揮官、ディエゴ・シメオネの情熱的なプレーや立ち振る舞いは圧倒的で多くのサッカーファンを熱狂させているが、やはりアトレティコの練習でもすごかった。
シメオネの発する声を聞くかぎりこの練習はポゼッションというよりディフェンスの訓練だ。「Va! va!(行け!行け!)」「cortarla!(断ち切れ!)」「Dale!(出せ!)」「Pasala!(回せ!)」「Vas a precionar(プレッシャーかけろ!)」
トレーニングに”入る”ということ
シメオネが作り出す雰囲気がチームの雰囲気そのもの。練習で100%”入る”ことの積み重ねが世界のトップと戦えるレベルにまで引き上げている。自らも選手たちも集中状態に”入る”ことであり、戦いに”入る”ということである。
このトレーニングの雰囲気を感じるだけでも大いに学ぶことはあるし刺激になるはずだ。
サッカーを追求する旅は続く。