サッカー育成年代
サッカーを愛し、サッカーの神様にも愛された男、ディエゴ・マラドーナ。 ドキュメンタリー番組で、彼はこう言った。 「サッカーしてると、幸せな気分になれるんだ」 子どもの頃、はじめてマラドーナの「栄光の10番」を観た時、サッカーがしたい衝動が抑えら…
私が小学5年生の時のこと。 体格が良くて、足も速い、ボールタッチも柔らかくて、試合ではいつも華麗なドリブルを見せ、絶妙なスルーパスでゴールを演出する存在。 そんなセンスに恵まれた同級生がいました。 私は、人一倍練習をして上手くなっていくタイプ…
近所の公園でジュニア年代(8歳~10歳くらい)のサッカーチームが練習してました。 ちょっと足を止めて見ていました。 教え過ぎちゃうチーム ミニゲームで、ある子がゴール前で、馬鹿正直にシュートをして、目の前の子(相手ディフェンダー)にブロックされた…
サッカーが好きでいられる指導をする ユース年代の指導者で、このように語る人はとても少ない印象があります。高校女子サッカーというストイックなカテゴリーにおいて、越智さんの指導コンセプトはとても斬新です。 京都精華学園高校女子サッカー部の試合を…
数年前、某ジュニアの強豪サッカーチームの指導者の方の言葉が引っかかっている。 ローカルの大会で、子どもたちの試合を見ながら、「日本もコーチングの質が変わらないといけませんよね」などと、指導者仲間の数人で話していた時のことです。 目の前で行わ…
つい先日、あるニュースが目にとまりました。 2021年 2月23日のBBCスポーツニュースです。19歳のサッカー選手がヘディング後の症状により引退したというものです。 Bobby Copping: Former Peterborough defender on retiring at 19 after heading a ball - B…
スペインの名門、ビジャレアルで育成に携わる佐伯夕利子さんの著書「教えないスキル」を読んでいるのですが、この本は日本の育成指導に携わる指導者の方のみならず、親御さんにも猛烈におすすめしたい一冊です。 これまでたくさんのサッカー育成本を読んでき…
冬になり、「トレセン」選考会シーズンになりました。以前このブログでも一度、記事を書いたことがあります。 keikun028.hatenadiary.jp 親も子も熱くなる「トレセン」 先日、息子のチームでも「トレセン選考会の参加希望者は申し出るように」 と連絡があり…
アルゼンチンといえば亘崇詞さん。 名門ボカジュニアーズに所属した経歴があり、アルゼンチンサッカーを熟知した方である。その亘さんの著書、アルゼンチンサッカーの思考力 という本がとても面白いのでご紹介したい。 日本のサッカー文化を育んでいく為に、…
いま、子どもたちの運動能力低下が結構深刻なのではないかと言われています。 いわきFCアカデミーのアドバイザーを務める小俣 よしのぶさんの著書「スポーツ万能」な子どもの育て方 にこんなことが書かれていました。 文科省の調査によると、子どもの1週間…
「どんな競技でも、どんなレベルでもいい。自分の愛すべき教え子に手を上げるような指導者が近くにいたとしたなら、問いただしてほしい。その行為は、自分が指導した結果に対するものであり、自分の指導者としての能力に向けて刃を振り下ろしていることにな…
子どもの心のコーチングという本がとてもとても面白いのでご紹介させていただきます。 このテーマの本はこれまで数多く読んできましたが、これほどまでにわかりやすく、親の助けになる本はみたことがありません。子どもが生まれ、親になり、子どもの成長とと…
今回はある動画をご紹介したいと思います。 youtu.be 引用元:オーバーユース ?オーバーケア?|nana the rider|note これはカナダのTRUE SPORTというコミュニティが制作したビデオだそうです。 試合後の車中、お父さんは、黙っている子どもに、次から次へ…
「欠点を克服しよう。できないことを頑張ろう。」 よく言われることです。 でも、息子のチームのコーチの短所へのアプローチはちょっと変わっています。 以前こんなふうに保護者に話してくれました。 「子どものできない部分ではなく、長所に注目し、 その特…
昨今、問題になる指導者の行き過ぎた指導、パワハラ問題に関して、私もこれまで何度も取り上げてきました。 しかしながら、何人かの指導者の方からは指導者の悪評ばかりを取り上げることで、指導者の風評を下げることにも繋がるのでは?という指摘をいただく…
先日、サッカー仲間たちとのフットサルに小学6年生の男の子がきてくれました。 大人と混ざってプレーしたいということで、主催者の仲間が受け入れたのですが、小学生の男の子は、ゴールしても喜ばないんです。いいプレーして大人が称賛しても喜ばない。 「ゴ…
息子のサッカーチームのコーチは伸び悩む選手たちにこう声をかけます。 「うまくいかない、試合に出れない」そんな状況のときは、一見成長していないようにみえるけれど、内面では色んな変化が起きているよ。 木を思い浮かべてごらん。うまくいかないときは…
アルビレックス新潟U-15の佐枝 篤監督にお話を伺いました。 佐枝さんとは、FC市川ガナーズ(旧アーセナル サッカースクール市川)時代にはじめてお会いしてから仲良くさせていただいているのですが、サッカー観、育成哲学を聞くたびに、これはいつかインタビ…
少年サッカーのハーフタイムの様子をみると、そのチームの色を垣間見ることができます。指導者の人間性や選手との関係性、選手同士の関係性……。 みなさんの周りのチームのハーフタイムを想像してみてください。監督が選手にかけている言葉や、選手の表情はど…
今日ご紹介するのは、喜多川泰さんの小説「One World」です。 One World posted with ヨメレバ 作者:喜多川泰 出版社:サンマーク出版 発売日: 2014年10月 楽天ブックス Amazon Kindle 人との出会い、出会いによる成長を描いた短編集ですが、それぞれのストー…
今日は、元陸上選手、男子400メートルハードル日本記録保持者の為末大さんの「生き抜くチカラ」をご紹介します。 生き抜くチカラ posted with ヨメレバ 作者:為末大/まつおかたかこ 出版社:日本図書センター 発売日: 2019年10月05日頃 楽天ブックス Amazon K…
サッカーの育成の世界でにわかに話題となっている 「岡田メソッド」 サッカー本大賞2020の特別賞、優秀作品をダブル受賞し、多くのメディアでも取り上げられています。 岡田メソッド posted with ヨメレバ 作者:岡田武史 出版社:英治出版 発売日: 2019年12月…
サッカーの試合のプレーヤーは1チーム11人。 小学生なら8人。 公式戦では登録できる人数も交代枠もあり、選手全員が出れない試合、というのもあるでしょう。 「勝たせてあげたい」 「みんな出してあげたい」 指導者のみなさんはいつもこの葛藤の中にいるんだ…
今日ご紹介するのは、先日ご紹介したアドラー心理学「嫌われる勇気」の続編となる「幸せになる勇気」です。 幸せになる勇気 posted with ヨメレバ 作者:岸見一郎/古賀史健 出版社:ダイヤモンド社 発売日: 2016年02月26日 楽天ブックスで見る Amazonで見る Kindle…
今日は「アドラー心理学」を物語の形でまとめ、大ベストセラーとなった「嫌われる勇気」をご紹介します。 嫌われる勇気 posted with ヨメレバ 作者:岸見一郎/古賀史健 出版社:ダイヤモンド社 発売日: 2013年12月13日 楽天ブックスで見る Amazonで見る Kindle…
先日書いたnoteになかなか大きな反響がありました。 note.com Twitterでも多くの反応がありました。 とりわけ同じような問題を目の当たりにしている方の声が多かったです。 日本の教育は古いまま。なぜ変わらないのか サッカーだけでなく、あらゆるスポーツ…
スペインの育成年代の女子チームの試合後のミーティングの様子をご覧いただきたい。 前回に続き、スペインで指導に携わる高田さんのTweetから引用させていただきます。 育成年代に携わる指導者、親御さんはぜひ見ていただきたいです。 サッカーというスポー…
エスペランサのオルテガさんの言葉をご紹介したい。 元アルゼンチン代表のオルテガが、神奈川でサッカーを教えているという噂を聞いて、話を聞きに行ったのが6年ほど前。その時に、なぜサッカー大国アルゼンチンから日本に来たのかを聞いて心が揺さぶられま…
サッカーを上手くさせる前に、好きにさせる必要がある 子ども達にサッカーを教える時、一番大切にしなければならないことはなんでしょうか? ジュニア年代のコーチの第一ミッションは、サッカーを好きにさせること。 次に、サッカーを夢中にさせること。 次…
スペインのレアル・ベティスのメソッド部門責任者パブロデルピノの話が面白かったので、ご紹介させていただきます。 スペインで指導に携わるTomizawaさんのTwitterはぜひチェックしてみてください。 今の選手は戦術的すぎる パブロデルピノ @76_pinoレアルベ…